現在開催中の3WAY展特別企画、作家インタビュー第二弾!!!
今日は大塚 薫子のご紹介をしていきます。またまた制作の様子と併せてご覧ください♪
大塚 薫子(OTSUKA KAORU)
【出身地】愛知県江南市
【出身大学・専攻】名古屋芸術大学 ガラスコース
高野さんに引き続き、お名前の問い合わせの多い大塚さん。薫子さんと書いて「かおる」さんとお読みするんですよ!とってもおしゃれですね♪
大塚さんは2017年から創造館で専任講師をされており、今年で丸5年。新たなステップアップの為、高野さんと同じく3月で当館を後にされます。
作業中のお写真ではキリリと真剣な眼差しの大塚さんですが、普段はおっとり優しく常に周りに気を配って色々とフォローしてくださる温かいお人柄が印象的です。(高野さんとの息もバッチリで、お話好きな高野さんのジョークに間髪入れずツッコミを入れる様子を多々目撃しております…。)
それではここから質問コーナー。大塚さんの言葉は緑字で表記しています
【なぜガラス作家になったのか。きっかけは?いつ決めた?】
最初は作家になる気は全くなく、仕事として吹きガラス工房に入社しました。自分の好きなデザインの器をゆくゆくは制作できるだろうと思っていましたが、実際は価格を抑えるために短時間で制作できるものを考えるのが基本で、自分の思うようなものは制作できませんでした。これは自分のやりたい事ではないと感じ、作家になりました。
(こちらも意外な一言から。ただ、自分の思い描く作品を作りたいと考え行動しているところから、ガラスが大好きなのがわかりますね!)
【幼少期~中高生の頃に自分の現在の芸術観に影響を受けた作品・人物など】
セーラームーン:アニメの中に出てくるアイテムを今でも素敵だと思います。
仏壇:実家に仏壇があり、細かい装飾に興味がありました。中学生の頃、仏壇の装飾を制作している職人の方達の番組を見て、これをやりたいと思いましたが、どう職人になったらいいのか分かりませんでした。
【現在インスピレーションを受けているもの】
子どもの頃に好きだったもの、絵本や物語。保育園や幼稚園の頃、目にしていたものからインスピレーションを受けていると思います。
【創作以外の趣味やライフワーク】
音楽を聞くのが好きです。今はライブに行けないのが残念です。邦楽ばかり聞いていましたが、最近は洋楽が好きです。My Chemical Romanceを一番よく聞いていますが、飽きっぽいので好きなものがすぐ変わります。飽きっぽい私でも、一生好きだろうと思えるのがスピッツです。
【これからものづくりに関わるアーティストを目指す子供たちにメッセージを】
好きなものが見つかる人は、なかなか少ないようです。見つかった人はラッキーです。そのまま好きな事をやり続けてください。
それでは最後に、3WAY展開催にあたってメッセ―ジをいただきました。
創造館での最後の3WAYです。今作りたいものを無理せず、素直に作らせて頂きました。初めての3WAYの時と比べると、作るものの雰囲気が少し変わったように思います。創造館を出てまた何年か後に、別の表情を持った作品が制作できるように頑張ります。
大塚さんの作品は、絵付けで植物や動物などのイラストを施したものや、ユニークなフォルムや可愛らしくポップな作品が豊富です。
チャーミングなデザインに思わず手に取ってみたくなる、自分用にはもちろん、大事な人に贈ってその人を笑顔にしたくなる、そんな雰囲気の作品です。
ぜひ会場でご覧ください!
次回は③熊倉愛さんのインタビューをご紹介します。お楽しみに♪